第二章 積もる「好き」

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出会った日から数日 「柳沢にマイミクしよー」 森山がにやにやしながら言ってくる 完全に悪ふざけww 「例の森山です よろしくー」 「例の河内です よろしくー」 これを一気に送った 体育から帰ってくると 「知ってます(´ω`) よろしくねー」 ときてた 「あ、お前もきてたー?笑」 森山がおちょくってくる 柳沢に惚れてんのは完全にばれてるらしい 「ん まあね」 とか余裕な感じで言いながら 実は返信がすごく嬉しかった この頃 カラオケの一件から 原沢とメールするようになっていた 「三村くん内川さんと危ないよ」 っていう忠告メールがきたりしていた (原沢っていいやつなのかも…) そんなメールがくるたびに 三村に話を聞く生活だった 意外と本当に別れそうでびっくりした いつもはツンツンしてる三村が 「どうしよ…はあ」 とか言うから何も言えなかった だって俺はこの2人が続かないと 柳沢となんも接点がなくなっちゃう だから本当は強引に続かせたい (でもそんな気持ちでいいのか…) 結局俺は、頑張れよ、としか言えなかった 最低だった… でも またこの壊れそうな2人を使っちゃったんだ…
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