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目の前の女子が小さい声でベタ夫に話しかけた。
「……目が覚めたんだね……。」
……………
「‥‥‥‥あ。‥‥え?ごめん。何か言った?」
ベタ夫には聞こえていなかった。
「あの……one more please」
「目!が!覚!め!た!ん!だ!ね!!」
「あぁ。散々な目に逢ってるけどな」
「ところであなた‥‥‥」
「あ、俺の名前?俺は東中海道膝栗毛」
「そぉ。ところで木村くんって言ったわね?」
「言ってないけど。」
「ま、いいわ」
「良くねぇよ」
「何で佐藤くんがここにいるかわかる?」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「あなたよ!あなた!聞いてるの?」
「あ。俺?さぁ。歩いて来たんじゃん?」
「違うわ。木村くんはあなたは走って来たの」
「(こいつめんどくさいな。)で、何で俺は追われてるんだ?」
「それはね。ここが女子学院だからよ!」
「だから何で俺は追われてるんだ。」
「それはね。ここが女子学院だからよ!」
30分経過
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