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「ぐはっ‥‥」
ベタ夫は宙を舞って背中から落ちた。
要するに、引かれたのだ車に。
その車の中にはあの女の子が乗っていた。
「うそぉ~~~。知らない人にもベタを阻止されるのかよっ!?」
そうベタ夫は、知らない人からも自分の理想のベタを潰されるのだ。
それは小学二年生から始まっていた。
あ、でもこの話すると長くなるから、一旦カットで。
ベタ夫の話に戻ろう。
ベタ夫はまだ学校には着いていなかった。
「くそぉ。あの女子めぇ~」
さかのぼること14分前
ベタ夫は誰かに文句を言っていた。
「おいっ!!人を引いといて何だよ!その態度。車に乗せろよ」
女の子はすかさず
「無理」
「んなっ‥‥」
怯むベタ夫
「ちょ‥‥話ぐ‥」
「無理」
「ちょっとお前!!」
「無理。‥‥パパ車出して。」
車は走ってしまった。
「ちょっと待てよぉ~~!!くそ~!しかもそこまで可愛くねぇんだよ!!ローソンでも働いてろ!!」
血だらけになった右手を動かさず歩いていた。
そして今
「はぁ‥はぁ‥。ヤバい‥‥意識が朦朧としてきた‥‥。」
彼はその場で倒れたらしい。
俺も知らない
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