第2話 Birthday-誕生日-

6/17
前へ
/118ページ
次へ
「……親……は私を捨てたの。だから……ここにいるよ。」 13年もたってるのに…… 辛いのは変わらない…… 涙を必死にこらえたつもりだった。 「な、泣くな、うっとうしい!」 ひどい言い方だけど頭を撫でて くれる、そんなノアが好きです。 「うっとうしいって、ひどいんだから。」 なんだか涙も出てこなくなった。 「まぁお前には俺様がいないと生きていけないからな!いてやるよ。」 「俺様人形ッ!私がいないとなんにも出来ないくせに!」 「元気になったな。お前は笑ってろ。」 こんな優しいノアが大好きです。 「あ、お前そろそろ昼飯食べないとだめなんだろ?」 「そうだね!休憩もしよう。」 「俺は疲れてないけど。」
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加