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「なんで……?」
嬉しかったけどさっきまで
確かに人形でした。
「はぁ?しらねーよ、ガキ」
……と、まぁ口が悪いということが
幼い私の記憶に焼き付いてます。
すると仕事から帰ってきた
おばあちゃんが驚いたように
「もしかして、ウィン、あなたには力があるのかしら。」
私にはその意味はわかりませんでした。
でも、ただ嬉しかったのです。
話し掛けたら口は悪いけど、
返事をしてくれる。
「名前は?」
「あるわけねーだろ。」
「じゃあノアは?」
「…………まぁいいんじゃねーの。」
ちょっと気に入ってくれたようです。
それから3人の暮らしが始まりました。
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