第1話 Human Dolls

5/5
前へ
/118ページ
次へ
「なんで……?」 嬉しかったけどさっきまで 確かに人形でした。 「はぁ?しらねーよ、ガキ」 ……と、まぁ口が悪いということが 幼い私の記憶に焼き付いてます。 すると仕事から帰ってきた おばあちゃんが驚いたように 「もしかして、ウィン、あなたには力があるのかしら。」 私にはその意味はわかりませんでした。 でも、ただ嬉しかったのです。 話し掛けたら口は悪いけど、 返事をしてくれる。 「名前は?」 「あるわけねーだろ。」 「じゃあノアは?」 「…………まぁいいんじゃねーの。」 ちょっと気に入ってくれたようです。 それから3人の暮らしが始まりました。
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加