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・・・
「・・・殺したくはありません。人が人であるためには・・・」
「フン、倫理感や道徳を聞いているのではないんだよ。フン、そう言うあんたはどうなんだ?」
いわおがベンに振った。
「私は・・・できるといえる。人殺しは、必ずとも悪とは言えないからね。さて、とりあえず皆の意見をまとめてみると、清水さん、ドクター、てつ君ができない派、いわおさん、ようこさん、そして私ができる派だね」
ベンがまとめだした。
「フン、できないという人間は皆偽善だね。自分の身が危険にさらされる状況ならば、相手の事をしのご言っている余裕なんかできないさ」
いわおがキーボードを叩きながら話し出した。
「な、私が偽善で人の命を救っていると言うのか!現場を知らない素人が軽はずみなことを言わないでもらいたいね」
ドクターが声を張り上げた。
「フン、実際はどうだかな」
いわおが茶化した。
「まあまあ二人とも落ち着いて下さい」
ベンが仲裁をした。
(口が悪いな。こいつは相手の意見をとことん潰すタイプだな。ってか討論するのにパソコンが必要なのか。まさかモン〇ンとかじゃねえよな)
てつはいわおを少し睨みつけた。
「何見てるんだ?」
いわおが少しキレながら言った。
「あ、いえ・・・すみません」
僕は咄嗟に謝ってしまった。
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