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いつものように朝は訪れた。別に断りをいれるわけでもなく、さもこれが必然だと言わんばかりに。
そして、いつものように起きて、飯食って、歯磨いて、登校する。そんな流れがいつのまにか体に摩り込まれていることに、今日もまた気づく。
「流!!」
学校に着いて一番最初に話しかけて来たのは、意外にも山下ではなく、巫女芝だった。
「どうした?」
最近では、男子の中にも一人は名前で呼べる人が欲しいということで、俺に白羽の矢がたったわけだ。
「今日の放課後、本部行くわよ!!」
元気がいいのはかまわんが、もう少し前から連絡をくれてもよいのではないだろうか?
「…どうよ?」
「だって、忘れてたし…」
罰ゲーム決定だな。
さて、どんな人だろうね?トップの方は。
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