236人が本棚に入れています
本棚に追加
/115ページ
自分は自分の人生の主人公である、という主張がある。
それはまあ自分の人生、他人が主人公ですなんてやってられない。
世界は小説とは異なり誰か一人を中心に回ってなどいないのだ。
だが、考えてほしい。
自分の人生でしか主人公になれないというのは悲しくはないだろうか。
誰しもがもっと広い世界で主人公になりたい。
何が言いたいかと言うと、誰だって英雄になりたいのだ。
普通の人間にとってはこんな話は極論なのだろうが。
しかし、この世界では誰もが―――
誰かにとって英雄でありたいのだ。
最初のコメントを投稿しよう!