第三章

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眠い…。 能力者専門学校とはいえ当然古典やら数学やら普通の授業もある。 むしろ実戦授業のために普通の授業の進度が半端ではない。 ただでさえ眠くなるのに春の暖かさも重なって余計眠い。 なら寝ればいいじゃないか、と諦めたら死ぬ。 教科にもよるが、変人生徒の集まるこの学園に勤務する教師も大概変人なのだ。 今やっている英語で、先週夢の世界に旅立とうとした馬鹿がいた。 そいつは寝た瞬間に教師から大量のチョークを浴び、三途の川に旅立ってしまった。 すぐに病院に搬送されたため一命をとりとめたらしい。 これには流石に誰もツッコめなかった。
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