第一章

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ある晴れた日のこと。 俺は全力で走っていた。 そう、遅刻しそうなのである。 始業式早々遅刻寸前なのである。 うわ何か踏んづけた。 ぐにゃって…でも気にしない。 前方で走ってる男子…彼も遅刻寸前ボーイだろうか。 十字路に差し掛かる。 あ、女子にぶつかった。 「いったー…」「わ、わりぃ。大丈夫か?」「ど、どこ見てんのよっ!!」 なんだただのギャルゲーか。 スルーして走る。 あれ?俺主人公だよね?
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