2/2
前へ
/194ページ
次へ
「ここは………いったいどこなんだ?」 頭蓋骨が無数に敷き詰められた空間に一人の少年が立っている。 「夢なのか………?だが、少なくとも俺の夢ではないようだ………」 後ろに振り返り、背後に居る「何か」に気がつく。 「こいつか、俺をよんだのは?ねむっている?いや、これは………月の一族による封印か?だとすれば、なみの怪物ではあるまいなが………」 少年の身体が白く輝く。 「これは………俺の身体に流れる月の血が、月の一族が警告している!?」 「何か」が起き上がり驚く少年。 「すでに目覚めていたか………」 雄叫びをあげる「何か」。 「キシャァァァァァァァァァァァァァァァァァ」 「なるほど、お前の復活には俺の血が、月の巫女(月下美人)の力が必要というわけか………だが、そうはいかん!お前は再び、永遠の眠りについてもらうぞ!!」 少年が銃を「何か」に向ける。
/194ページ

最初のコメントを投稿しよう!

19人が本棚に入れています
本棚に追加