追憶の廻廊

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部屋の後片づけをしていたら 押入れの隅っこからでてきた 懐かしのオルゴール 君がくれたオルゴール 忘れていたメロディーを紡ぎだす 優しい空間を創造する そしてふと浮かんでくる もうどうすることも出来ない 過去という名の潜在意識 あの頃の自分 己を信じて疑うことのなかった 不確かな、だが美しい姿 夢に希望という幻想を乗せて それに向かって近づいているんだ という無知な、ただただ純粋だった 幼さゆえの真実か 何も考えず全力疾走で夢へと 猪突猛進することが出来た やりたいことで溢れていた世界 それがいつまでも続く 根拠のない絶対性 一体どこでどう変わってしまったのだろう おもいっきり手を振り回してみても 何も掴めない触れることさえ叶わず 同じことの繰り返し そしてどこへしまってしまったのか 見つけられない熱き想い 一日が過ぎる度に 確かに感じている それが何かは分からないけれど
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