追憶の廻廊

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突然オルゴールが止んだ もう一度ネジをまわしてみる だけど 再び動き出すことはなかった 最後に君は何かを伝えようとしたのか 精一杯自分なりに探してはみたけれど それに対する答えを見つけられない 蟠り憤りがしこりのようにだがずっしりと重い 何故だろう 目を開けていられない 亡くしてしまったはずの感情が 滴の集合体である川の氾濫のように とめどなく溢れてくる
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