あの味をもう一度

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リュウSIDE 「だからさぁ、 そいつがまためんどいやろうでさー。」 … 「ねぇ、リュウ。 聞いてんの?」 ……… 「リュウ?」 ……………………zzz 「リュウ!!」 !? 「うわぁ!? あ、あれ? ここは…? コ●ン星?」 「…いや、どんな夢よ。」 …やっぱ地球ね…。 僕、寝ぼけてる。 そっか。 ナツの話聞きながら、 僕寝てたのか。 「なんだ、ナツかぁ…。 耳元で大声だすなよ。 頭キーンてなったよ。」 「人の話の途中で寝ない!」 いやムリだろ。 「だって…、13人目だろ? 昨日ナツが導いた人たちってさぁ…。 1人にどんだけ説明いるんだよ。 今何人目?」 ちなみに、 1人に10分は余裕でたってる。 僕はたしか4人目でダウン…。 「6人目だけど? だって人の一生って長いから…。 まぁいーじゃん。 暇なんだし。 お金無いんでしょ?」 まぁそうだけど…。 「次の仕事まで時間あるんだし、ね?」 そうだ。 今日は部長から、ナツと僕にひさしぶりの 休暇をもらったんだ。 ここは日本死者認証42番ビル。 通称「しにビル」の地下4階。 「しにビル」の地下は、シニカミの仕事をする人たちの寮となっている。 その部屋番号44番。 つまり、 僕の部屋だ。 僕の名前はリュウ。
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