あの味をもう一度

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「そんでな、わかるのは死ぬ原因だけじゃねーんだ。 そのラインの数によって、死への執着が分かる。 1~2枚なら、まぁ死を受け入れた年寄りってとこだろ。」 そんなとこまで分かるのか…。 「ちゃんと私は説明したから。 覚えてないのはリュウが馬鹿だから。」 馬と鹿でバカか。 カタカタより漢字のほうが、より重症みたいだ。 「それで大事なのはね、それはシニカミにしか見えないの。 まれに普通の人でも見えることもあるけど、基本的にはムリ。 だから、その内容を生きてる人に教えちゃダメってことね。 お分かり?」 なるほど、納得。 すると館長、 「まぁ砕いて話すと、デ●ノートの死に神の目みたいな?」 「やめて。 メタ発言やめて。」 ここは僕がつっこんだ。 砕きすぎだ。 ボロボロだよもう。 「シニカミのデータベースにはラインが記録されてるから、死者がどこに現れるかが簡単にわかるの。 もちろん、ラインの色も数もまる分かりなの。 説明終わり。」 ナツの自慢げな顔を見て思った。 ま、とりあえず明日までは覚えておこう。
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