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前置きはこれくらいにしておこう。
第一夜 下
ナツSIDE
午後2時
うわぁ…
なんだこれ…。
どんだけ人いんのこれ…。
「わぁぁぁ!
いい。いいよこれ!」
「リュウ…。
テンションおかしいよ…。」
「だってだってだって!
早く食べようよ!」
確かにお腹は空いてるし、私も食べたいよ。
でもこれは、
「あと1時間はかかるでしょ。」
見上げると看板には、
「らぁめん」の文字が。
行列のラーメン屋だ。
でも、食べにきたわけじゃない。
「仕事できたんだよ。
いつもの仕事への情熱はどこ行ったの?」
「うう…ごめん。」
リュウが謝る。
さすが素直さが取り柄のシニカミ。
「じゃあ、出直そ。
これじゃ入れないから。」
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