あの味をもう一度

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その夜 ガラガラッ 「ねぇナツ、これって不法……侵入? だよね?」 「仕方ないでしょ。 呼んでも誰も出ないんだから。 …あれ?」 「…ZZZ」 カウンターに突っ伏して寝る少女。 「寝てるね。」 とリュウ。 確かこの子じゃない。 今回は双子の片割れなのだ。 「この子じゃないよ、リュウ。 そろそろ来るはずだけど…。」 「うにゅぅ…。」 あっ! やば…。 「リュウ! その子起きちゃう!」 「え、え?」 「とりあえず相手して!」 ここはリュウに任せよう。 「お…起きました?」 「だ…れ…。」
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