6人が本棚に入れています
本棚に追加
第三夜 下
午前1時15分
「愛さん、ラーメンの味の研究をしてるんだって。
だから、夜には評判のラーメン屋に行って味見するんだ、って。
昨日のラーメンは美味しくて美味しくて、僕が奢ってあげたよ。」
「へぇ。」
リュウの事後報告を聞いて、納得する私。
恵さんの思い過ごしみたい。
「それで?
今日はどうするの?
ナツ?」
どうするっていっても…。
「あとは恵さんの決断しだいだよ。」
「そう…かなぁ。」
リュウは子供だな。
純粋がうらやましいよ。
「仕方ないよ。
じゃあ今日はちょっと先に入ってて。
夜は冷えるし、缶コーヒーでも買ってくるから。」
最初のコメントを投稿しよう!