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どうしても忘れたい過去…其は誰にでもある。
23歳の世間から見たら子供のァタシがって思われるかも知れない。
でもそんな過去って作りたくて作ってる人なんていないよ。
内見の帰り、公園をふと見るとまだァイツが居た。
『本当暇なんだなぁ(汗)』
そんな事を考えていると
「成美ちゃんはこの公園気に入りました?」
「えっ?あぁ、まぁ…」
「さっきからずっと見てるから(笑)」
「あぁ、何か暇そうな男の人が居るから。何となく。」
公園に目をやると、不動産屋は少し黙って
「でも此処らへんはノンビリしてるから、変な噂は聞かないよ。」
ァタシには意味が良く分からなかったけど、気力もなく会話を終わらせた。
何だか一瞬、公園の彼と目が合った気がした。
『気のせいか…』
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