淋しさに黒ネコを想う

2/18
前へ
/99ページ
次へ
「もうっ!! ……じゃあ、電話切るね」 「うん」 「次の連休には掃除に行ってあげるからね」 「うん」 「じゃあね」 「うん、おやすみ」 「おやすみ」 って、彼女からの電話が切れた。 毎回電話を切るたび、寂しさというか、むなしさというか、そんな鬱々としたものが胸に広がる。
/99ページ

最初のコメントを投稿しよう!

605人が本棚に入れています
本棚に追加