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――――――***――――――
―…パキッ
小さいながらもはっきりとした音が響きわたる。
少女はその音に気付き、瞬時に人の気配を感じた。
「誰!?そこにいるのは分かってるわ。大人しく出て来なさい!!」
茂みの方に向かって少女は叫ぶ。
すると、観念したのか茂みから少年が出てきた。
少女は息を呑んだ。
なぜなら少年がとても端正な顔立ちをしていたから。
自分にとって危険な存在かもしれないのに、
つい見とれてしまっていた。
少女が何も言葉を発せずにいると、少年が口を開いた。
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