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遥か昔、
１人の神が堕ちた―――――。
堕ち神がもつ力は凄まじかった。
世界が…崩壊するほどに。
大地が裂け、
海が荒れ、
木々が腐り枯れ果てて、
人ではないものが人間を襲い始めた。
人々は為す術もなく、
変わりゆく世界を嘆きながら、
１人、また１人と死んでゆく。
崩壊は止まる兆しをみせず、
堕ち神の力は強さを増していくばかり。
このまま世界は終わる――――――
誰もがそう思った。
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