マゼンタ

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こんなに寒い夜なのに 私は貴方を包めない 大きな背中を眺めて居たいけど ずっと足元ばかり見てる 言葉の意味を知るまで 私は信じられないの 不安になる位の易い言葉で全ては委ねられない 愛し続けても貴方は遠く遠く 一つに交わった瞬間から 直ぐに離れてしまうの きっとその一秒だけしか要らないの 行く宛ても無くする話も無く ただただ並んで未来を見た 手で触れて返ってくるものが欲しいんじゃない 貴方の連れて行きたい場所は判ってる だから私は壁を造るの 私が必要なものを貴方は望むことは無いでしょう 風に揺れる黒髪 邪魔ばかりする冷たさ 聞き分けのない貴方と 天の邪鬼な私 気付いていたって口には言えない 似た者同士だから 何も変えられないまま きっと不様な生き方をしてる 私を忘れて構わない 私を忘れても構わない
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