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大通りを通って家の近くまで来た。
すでに日は沈んでいた。
大通りからだと少し遠回りだったがそんなことは気にしなかった。
車が走っているかもしれない…
僕以外の生き残っている人を探していた。
だが大通りにあったのは攻撃を受け壊れた車と死体だけだった。
大通りは写真のような風景をしていた。
僕以外の物すべての時間が止まっている
そんな感じだった。
車に乗っていた人は皆死んでいた。
大通りに来たおかげで、わかったことがあった。
車はすべて上から攻撃を受けていたこと。
車も切り付けられていること。
つまり相手の武器は、車もやすやすと切ることができる物ということ。
街灯、信号がついていたこと。
「電気は生きているのか…」
少しだけ安堵した。
ひとまず食料確保を最優先に考えた。
「生き残ればいずれか…」
僕は暗闇の中で、希望という火を燈した。
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