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君から見て、今の彼女をどう思う?
ほう、そうか。やはり意見が合うな。
そう凄むなよ。皮肉などではないさ。
私に分かる訳がない? それは違うな、私は誰よりこの世界の仕組みについて知っている。彼女の現状自体は変わっていない。激痛の呪いは未だに残っている。まあ、少なくとも衰えていた能力の質は戻るだろうが。
……そういうことじゃない?
まあ、それもよかろうよ。分からないことがあるのは幸せだ。君も、私もな。
しかし――――また面白い能力を作ったものだ。流石は私のイチオシだ。楽しませてくれる。
さて名残惜しいが、そろそろ行かなければな。
また来るよ。私が言えた義理ではないが、覗きは程々にしておきたまえよ、眠り姫。
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