幼なじみの彼

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「じゃ、それぞれクラスを確認したら、上履き履いて、あの時計の下に集合ねっ?」 みんなで見るのは無駄だと悟った私たちは、各自で見ることとなった。 あの中に入るのは気が引けるけど……。 仕方ない、よね…。 よしっ! いっちょ、行きますかっ!! ―――――― ―――… 「みんな無事に集まったわね」 「な…っなんとか…」 「息苦しかった…」 「あぢぃ…」 なんとか自分のクラスを確認出来た。 もうすぐで死ぬとこだったけど…、うん、なんとか生きて帰って来れた(笑 みんなの顔には、汗が光ってる。 「…で、みんなクラスどうだった? 去年は2・2で別れちゃったけど…」 …――そう。 一年の時は、四人とも同じクラスだったんだけど、 残念ながら二年の時は、優輝と繭、私と和泉っていう風に別れてしまった。 ・
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