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1Fに降りて、朝ごはんを食べた。
唯「今日のご飯も美味しいよ」
憂「ありがとう」
唯「特に、この卵焼きが!!」
憂「お姉ちゃん。それ、たくあん」
唯「あれ?」
「続いて、芸能ニュース。昨日、〇〇島で『KOBUKURO ISLANDLIVE』 が無事に終了しました」
TVアナウンサーが笑顔で言った。
唯「コブクロ~?」
唯がまるで天然記念動物を見るかのような顔で言った。
憂「お姉ちゃん。コブクロ知らないの?」
唯「憂は知ってるの?」
憂「うん。ほら、サングラスをかけているのが黒田さん。隣でギターを弾いているのが小渕さん」
唯「へぇ~」
憂「2人はすごくてね、レコード大賞を受賞したり、CDが300万枚ヒットしたんだよ」
唯「ほぉ…」
ちなみにこの時、唯は…
唯(心の声)
「レコード大賞ってなに?CDが300万枚売れるって、そんなに凄いの?」
朝から頭がパンクしそうだった…
「このライブは全国で8公演して、観客動員数は15万人。ライブでは『君という名の翼』『ここにしか咲かない花』『STAY』など全29曲を熱唱しました」
唯「憂は、コブクロ好きなの?」
憂「うん。よく聴いているよ」
唯「ふ~ん…」
興味はないのでずっとコブクロの映像を見ている唯。
憂「お姉ちゃん。そろそろ食べないと。部活、遅れるよ」
唯「うわぁ!!そうだった!!」
急いで、ご飯を食べる唯。
しかし、頭には何故だが、コブクロの歌っているシーンが流れる…
自分たちの音楽とは、全然違うのに…
歌声も、私や澪ちゃんとは全然違うし…
この気持ちは、通学中も止まらなかった…
ミーン。ミーン。ミーン。
セミの鳴き声が止まらない。
むしろ、さっきよりうるさい。
そして、気温がぐんぐん上昇。
唯「澪ちゃんたちは、コブクロの事を知ってるいるかなぁ?」
夏の暑さも忘れて、さっきから頭はコブクロの事ばかり…
唯「そうだ!!」
何かひらめいたのか、ダッシュする唯。
また何かいいことかな?
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