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昨日、軽く遠野さんから収穫の方法を教わったから、そこそこ収穫できる。
梓の隣に梅梅もサポーターとして手伝っている。
梅梅(梓)「ところで、こんなでかいきゅうり…全部遠野さんが食べるの?」
梓がきゅうりを見ながら梅梅に質問する。
梓(梅梅)「いえ。9割は遠野さんと私が食べて、1割は行サンや村の人におすそ分けしてるデスネ」
梅梅(梓)「へ~。そうなんだ」
梓(梅梅)「きゅうりは川で冷やして食べてもいいデスシ、漬け物やカッパ巻きにして食べてもおいしいデスヨ」
梅梅(梓)「へ~。私、あんまりきゅうりは食べないけど、なんかおいしそうだね」
梓(梅梅)「ハイデスヨ」
2人で仲良く農作業。自然豊かな藍蘭島では、こんな農作業もなんだか楽しく見える。
遠野「おーい」
梅梅(梓)「あ…遠野さんだ」
川を泳ぎながら、遠野さんが近づいてくる。
何か持っている様子だ。
そして、梅梅たちの所に到着した。
遠野「村の人たちにきゅうりを持って行ったら、こんなに野菜をもらったんだ」
遠野さんは甲羅から野菜を取り出した。
梅梅梓(梓梅梅)
「わぁ~」
そこにはトマト。トウモロコシ。ほうれん草など、さまざまな野菜が並んだ。
梅梅(梓)「おいしそう…」
遠野「どうだ、後でトウモロコシでも食べようか」
梓(梅梅)「はい!!」
梅梅(梓)「じゃあ、私も」
遠野「よし。なら、アチキは準備するから、梅梅たちは収穫の続きをしてくれ」
梅梅梓「はい」
10分後
収穫作業を終え、くたくたな2人。
遠野「おーい。焼きとうもろこしができたぞー」
梓梅梅「わーい!!」
こんがりと焼けて、しょうゆで味付けもバッチリ。
3人「いただきまーす!!」
さて、お味は?
梅梅(梓)「おいし!!すっごくおいしい!!」
梓(梅梅)「おいしいデスネ」
遠野「ぐぁ!!まだおかわりはあるから、たくさん食べような」
2人「はーい」
まるで子どものような返事をする2人。
夏空に爽やかな風。川のせせらぎ。
梅梅と梓は焼きとうもろこしを食べながら、外の世界の話しなどして盛り上がった。
一方
オババの家で医学を勉強している澪は、今日も頑張っている…みちるの姿で。
オババ「…というわけじゃ」
みちる(澪)「はい。分かりました」
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