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海龍神社
まちとあやね(律)は夜ご飯を食べている。
あやね(律)はまちに、今日の事をベラベラと話した。
あやね(律)「…てな訳だったの。本当、あやねには困る!!」
まち「ふ~ん」
あやね(律)「全く…少しはおとなしくなってほしいぜ」
まち「でも、その割にはずいぶん楽しそうね」
あやね(律)「うっ…」
まちの言葉にちょっとイラっとした。
あやね(律)「こっちの身になってもらいたいね!!よりによってチビペチャ女と…」
最初は大声で言ったが、だんだん声が小さくなった。
まち「まぁ、明日には元に戻るから、安心なさい」
あやね(律)「えっ!?明日!?」
まち「えぇ。そうよ」
まちの言葉を聞いて、ちょっとシュンとした。
夜
すずの家
唯(すず)「明日には戻っちゃうんだね~」
行人「そうだね。やっぱり、元の体の方がいい?」
唯(すず)「え?まぁ、普段の体じゃないから、少し大変だから…」
とんかつ「ぷー」
唯(すず)「え?もう寝る?」
とんかつ「ぷー」
唯(すず)「そっか。じゃあ、もう寝よう」
すずたちも、早めに眠りについた。
朝
からあげ「コケーーー!!」
藍蘭島に朝が来た。
唯「ん…ん~」
唯が目を覚めると、律が台所で朝ご飯を作っている。
唯「あれ?…りっちゃん?」
律「おぉ。唯。起きたか」
律が唯の方を振り向いた。
唯「え?りっちゃんなの?」
律「当たり前だろ?何寝ぼけた事言ってんだよ?」
唯「え?あっ!!もしかして!!」
唯は急いで鏡を見た。
間違えない。自分が映っている。
唯「元に戻ってる!!」
律「今頃気づいたのかよ」
少し呆れた表情で、律が言った。
唯「じゃあ、他のみんなも?」
律「あぁ。澪はすずの家に。梓とムギは水くみに」
唯「そっかぁ…」
唯の心の声
「もういつの間にか戻ったんだ…」
そう思うと、少し寂しかった。
澪「ただいまー。からあげさんから卵もらったぞー」
律「おぉ。サンキュー。じゃあ、卵かけご飯にするか」
梓「ただいま戻りました」
ムギ「お水くんできたわ」
唯はみんなの姿を見て
唯の心の声
「やっぱり…みんなと一緒がいいよね」
今日もまた、いつもの生活に戻る…はず…
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