ながされて藍蘭島 × けいおん

対決!!

ﾒﾝﾊﾞｰの家

唯「あずにゃ～ん。暇だよ～。遊ぼー」

ｱｺｷﾞの練習も終わり、何もすることがない唯。
他のﾒﾝﾊﾞｰはそれぞれ仕事。
梓を遊びに誘っても

梓「遊ぶって…何をするんですか？」

ｹﾞｰﾑもない。TVもない。ﾗｼﾞｵもない。ｹｰﾀｲは嵐のせいで壊れた。
つまり、今のﾒﾝﾊﾞｰには遊び道具が一つもない。

唯「えー…そうだな…」

唯が考える。
こんな時は…

唯「すずにゃんの家に行こう!!」

梓「やっぱりそれですか…」

すずの家

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

唯「すずにゃーん!!遊びに来たよー!!」

すず「あっ！唯ちゃん。梓ちゃん！」

行人「いらっしゃい」

あやね「あら。唯たちじゃない」

すずと行人、とんかつの他に、あやねがいた。

唯「あやねちゃん。何してるの？」

唯が不思議そうにあやねを見る。

あやね「お母さまから特製の豆大福をすずにおすそ分けしに来たの」

唯「豆大福!!」

甘いものが大好きな唯にとっては、豆大福はこの島の大好物。

唯「ねぇ、私たちも食べていい？」

梓「ちょっと唯先輩。あやねはすずたちに…」

あやね「いいのよ。いいのよ」

梓の言葉を遮るかのように、あやねがOKｻｲﾝを出した。

唯「やったー!!すずにゃん、一緒に食べよう!!」

すず「うん!!」

行人「じゃあ、僕はお茶の準備をするね」

梓「あっ、じゃあ私も手伝う」

梓と行人はお茶の準備をしてる間、唯とすずは豆大福について語り合った。

そして、豆大福を食べる時。

唯すず「いただきまーす!!」

あやね「ちょーと待ったぁ!!」

あやねが大声で止めた。

唯「もう、あやねちゃん」

すず「何で止めるの!!」

唯とすずは頬を膨らませ、文句を言った。

あやね「実はね、間違えて私が作った超激辛の豆大福を入れてしまったの～♪」

唯すず「なにー!!」

すず「何が間違えてよ!!絶対わざとでしょ!!」

唯「そうだそうだ!!」

あやね「やーねー。間違えよ間違えよ」

唯たちがｷﾞｬｰｷﾞｬｰ騒いでるのを呆れた様子で見る梓と行人。そしてとんかつ。

梓「あやねとすずって、いつもこんな感じなの？」

行人「うん…まぁ、それでもすずは食べるんだよな～」

梓「食べるって、激辛の豆大福を？」