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梓「食べるって、激辛の豆大福を?」
行人「まぁね…すずは豆大福の事になると我を忘れてしまうからね」
とんかつ「ぷー」
梓「まさか~。そんなことあるわけ…」
すず「ひにゃー!!」
すずの悲鳴が聞こえた。
どうやら豆大福を食べ始めたようだ。
行人「…ほらね」
梓「……うん。でも、唯先輩はさすがに…」
唯「きゃあー!!からーい!!」
梓行人「……………」
梓と行人は悲しくなった。
梓行人の心の声
「どうしてそこまで食べたい…」
知らぬ間に涙が出てきた。
唯「ぬぅ~。本物の豆大福はどれだ~」
すず「じゃあ次は…これ!!」
パクッ
すず「ひにゃー!!」
唯「これだ!!」
パクッ
唯「ぎゃあああ!!」
すず「次こそ…きゃあー!!」
唯「これ!!まただー!!」
30分後
唯すず「ぜぇ…ぜぇ…残るはあと2つ…」
行人「まだ食べてる…」
梓「途中でおかしいと思わないのかな~?」
長くなりそうだから、梓と行人は将棋をしていた。
あやね「さてと、私はそろそろ帰りますわね」
唯とすずの様子を見て楽しんだあやねは帰ろうとした。
あやね「あっ。そうだった。行人様にはこれを」
あやねは行人に何かを渡した。
行人「何これ?」
あやね「うっふっふっふ…中を見れば分かりますわよ♪それじゃあ失礼しました♪」
唯すず「せーのっ!!」
パクッ!!
唯すず「ぎゃあああ!!!!!!」
結局最後まで激辛の豆大福だった。
行人「あっ。豆大福だ」
あやねにもらった物は豆大福だった。
梓「てことは、こっちが普通の豆大福…だよね?」
空気が一気に重くなった。
ちなみに唯とすずは戦闘不能状態となった。
夜
メンバーの家
梓は今日の豆大福事件(?)の出来事を澪たちに話した。
梓「…ということでした」
律「そこまでして食べたいのか?」
紬「唯ちゃんといえば唯ちゃんらしいけど…」
笑顔を絶やさない紬さえ、苦笑をした。
澪「それで、唯は舌をやられたから今日の夕食はそうめんと」
律「梓から聞いて、冷たいものがいいと思ってな」
夕食を作った律が言う。
ちなみに唯は
唯「うぅ…うぅ…」
軽い涙を流しながら、そうめんを食べていた。
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