対決!!

3/7
前へ
/103ページ
次へ
梓「食べるって、激辛の豆大福を?」 行人「まぁね…すずは豆大福の事になると我を忘れてしまうからね」 とんかつ「ぷー」 梓「まさか~。そんなことあるわけ…」 すず「ひにゃー!!」 すずの悲鳴が聞こえた。 どうやら豆大福を食べ始めたようだ。 行人「…ほらね」 梓「……うん。でも、唯先輩はさすがに…」 唯「きゃあー!!からーい!!」 梓行人「……………」 梓と行人は悲しくなった。 梓行人の心の声 「どうしてそこまで食べたい…」 知らぬ間に涙が出てきた。 唯「ぬぅ~。本物の豆大福はどれだ~」 すず「じゃあ次は…これ!!」 パクッ すず「ひにゃー!!」 唯「これだ!!」 パクッ 唯「ぎゃあああ!!」 すず「次こそ…きゃあー!!」 唯「これ!!まただー!!」 30分後 唯すず「ぜぇ…ぜぇ…残るはあと2つ…」 行人「まだ食べてる…」 梓「途中でおかしいと思わないのかな~?」 長くなりそうだから、梓と行人は将棋をしていた。 あやね「さてと、私はそろそろ帰りますわね」 唯とすずの様子を見て楽しんだあやねは帰ろうとした。 あやね「あっ。そうだった。行人様にはこれを」 あやねは行人に何かを渡した。 行人「何これ?」 あやね「うっふっふっふ…中を見れば分かりますわよ♪それじゃあ失礼しました♪」 唯すず「せーのっ!!」 パクッ!! 唯すず「ぎゃあああ!!!!!!」 結局最後まで激辛の豆大福だった。 行人「あっ。豆大福だ」 あやねにもらった物は豆大福だった。 梓「てことは、こっちが普通の豆大福…だよね?」 空気が一気に重くなった。 ちなみに唯とすずは戦闘不能状態となった。 夜 メンバーの家 梓は今日の豆大福事件(?)の出来事を澪たちに話した。 梓「…ということでした」 律「そこまでして食べたいのか?」 紬「唯ちゃんといえば唯ちゃんらしいけど…」 笑顔を絶やさない紬さえ、苦笑をした。 澪「それで、唯は舌をやられたから今日の夕食はそうめんと」 律「梓から聞いて、冷たいものがいいと思ってな」 夕食を作った律が言う。 ちなみに唯は 唯「うぅ…うぅ…」 軽い涙を流しながら、そうめんを食べていた。
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!

68人が本棚に入れています
本棚に追加