散歩して

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のどかな昼。 紬「いい天気…」 今日、ちかげは地下の本の整理する。 紬に手伝いさせるのはよくない。だから、今日はメンバーとゆっくりしてと、ぱな子さんから言われた。 サァァ… 爽やかな風が吹く。 紬「そうだわ。たまには散歩でもしよう」 せっかく、藍蘭島にいるから、ちょっと冒険でもしようと思った。 紬「そういえば、ちかげちゃん。桜が北の森にあるって言ってたわね…」 藍蘭島には桜は1本しかない。歌詞作りのヒントになるから行ってみることにした。 紬「えぇと…確かこの辺に地図が…」 ポケットの中にちかげからもらった地図があったはず。 紬「あった」 地図を見ると、そんなに遠くはない。 紬「それじゃあ、行きますか」 ワクワクしながら紬は北の森に行く。 ゆっくりと歩いて行く。 日本ではこんな事できなかったから、とても嬉しい。 笑顔で歩いて行く。 紬「あれ?」 足をピタッと止めた。 紬「確か、北の森は…」 前にちかげから忠告されたことがあった。 紬「確か…」 思い出してみるが、なかなか思い出せない。 紬「何か…気が荒い…」 北の森…気が荒い…あとは… 紬「まっ。いいのよ♪」 せっかくの天気だし、深く考えるのをやめた。 紬「それよりも、早く桜を見よう♪」 紬は再び歩き出す。 1時間後 紬「ふぅ…やっと北の森に着いたわ…」 やっと北の森に着いたが、桜はまだまだ遠い場所にある。 紬「少しお腹空いたから、サンドイッチでも食べようかしら」 ぱな子さん特製のサンドイッチを食べた。 そこへ… デン「おい!!そこの人間!!」 紬「えっ!?」 声のした方を向くと、2匹の狼がいた。 紬「あの~。私に何か用ですか?」 恐る恐る聞いてみる。 デン「何かうまそうなもん食ってんな~」 紬「うまそうなもんって…これですか?」 サンドイッチをデンに見せる。 デン「そうだ。痛い目にあいたくなかったら、さっさとよこしな」 紬「その前にあなたは何者ですか?」 デン「俺たちはな…」 紬「ちょっと待ってください!!」 デン「なっ、何やねん?」 紬「達って…あと1人いるのですか?」 子分「あっ。ありがとうでやんす。あっしはアニキの子分でやんす」 紬「あ~。そうでしたの。私は琴吹 紬です」
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