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目を開くと書斎みたいな場所に着いた。 壁は本棚で埋め尽くされていて、入っている本は難しそうな分厚い本だ。 「カルフールさん、あいつに言わなくていいの? 一応連れ出したんだし」 するとカルフールは即答し、 「いい、協会長が話つけてくれるし...ってか協会長いないし、どこ行きやがった。」 すると、二十代ぐらいの若い綺麗な男性の声が聞こえた。 「私なら此処にいるぞ。」 振り返るとそこには二十代ぐらいの金髪が腰まであり透き通る青い瞳のイケメンがいた。 「協会長、何処に行ってたんですか。」 協会長は顔は笑っていたが目は笑っていなかった。 その時、ランドは思った。 協会長には逆らわない様にしよう。 「誰かさんがドアを魔法で壊し、挨拶無しにパーティを退場した。無礼者の変わりに謝りに行ってたんだ。」 その言葉には刺がある。 「五月蝿いな。いいだろ餓鬼を連れて来たんだ。文句ないだろ。」 なんかこの二人は犬猿の仲のようだ。
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