1章

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卒業式をサボった暁と龍司は絶対せんこーに捕まり怒られると思っていた 『ま…慣れてるしな』 教室に入ると何事もなかったかのようにせんこーが話しを始めていた 一通り事が終わり皆が帰ろうとしていた 「ちょっと加藤、こっちへ来い」 説教タイム来たか…なんて思いながら暁はせんこーの元へ向かった 『なんすか』 「お前、珍しくちゃんと学校来てるんだな。偉いぞ!」 予想外だった 『他に突っ込むところがあるだろう』 「確かにある。だがその髪や身なりじゃどちらにしろ卒業式は出してやれなかったしな。4組の西田馨も生徒指導室に待機させた。」 『そ…で、なに?卒業証書くれるの?余計な手間が省けて助かるわ』 「渡してやる。ただ1つ約束してくれ。」 『ああーそういうのタルいんでパス』 「では先生としてではなくただのおっさんの呟きだ、聞き流してくれても構わない。」 これが学年1の鬼教師の姿か?良い人気取りやがって…うぜえうぜえと思っているとせんこーの話の続きが始まった
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