1章

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「私はな、お前等が入学してきた頃からお前等のことを気にかけていた。小学生の時はヤンチャをしていたと有名だったからな。」 『俺はあんたにまったく興味はないがな』 「まあ聞け!加藤、お前は確かにヤンチャだった。だが私が思ってたよりも真面目に授業も受けていて何も問題は無かった。2年の終わりにあの事がなければな…」 『うるせえな!!!』 教室中に響きわたるような大きな声で暁は叫んでしまった 今まで泣いていた奴らも振り返るほどに 『見てんじゃねえよ!!』 「落ち着け暁!!」 誠也と龍司が止めにきた 『悪かったな…誠也龍司』 暁が少し落ち着きを取り戻した頃に担任が話を再開した 「悪かったな…ここじゃ何だから場所を変えよう。加藤、生徒指導室に来てくれ。」 暁はジロジロと見てくる他の生徒を横目に生徒指導室に向かった。
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