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珍しく早起きした暁は馨と一緒に朝から学校に向かっていた
「来たよ~来たぞ・・・!1年に1度、男2人でいるのが一番寂しい日がよおー!(泣)」
『泣くなって。隣にはイイ男がいるじゃないか・・・何が不満だ?』
「あ、暁・・・ダメだよそんな・・・っておい!!俺はイイ女のが嬉しいわ!!(泣)」
『俺にはそんな趣味ないからよ』
「人にはやらせておいてそれかい!!!(笑)」
そんなバカトークをしているうちに学校には到着したものの特にやることもない俺らはいつも通り屋上でサボっていた
中学3年・・・とも言えばもう既にカップルは結構な数はいる
そんな事もあって校舎の中にいるのは余計辛かった
「おい暁~あれ、見てみろよ」
馨の指差した方向は暁のクラスの前の廊下だった
『ん~馨、どうした?・・・あ?』
カップルと思わしき男女だった
『おい馨・・・これは俺への嫌がらせか・・・?』
「いやそうじゃねえ。何か様子がおかしくないか?」
確かにクリスマス真っ最中のカップルとは思えない雰囲気・・・恐らく口喧嘩をしているのだろう
しかし今にも男が殴りかかりそうな状況だった
「こりゃ・・・まずくね?助けにいくか?」
『他にやることもないしな』
俺らはその場に向かった
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