1章

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「暁~もっと急がなくていいのかー?また遅刻するぜ?」 『いいよ、だりいし…少しぐらい大丈夫だろ』 「ま…そうだな」 自転車でいつもの道をゆっくり走る。 親友の馨とはもう長い付き合いになる 馨とは小さい頃から遊んでいて、今や唯一なんでも話せる親友となっていた 大体学校に行くときはこいつと一緒か、一人で行くことになる 「暁相変わらず派手派手~♪他校に目付けられちゃうじゃん」 『派手なのはお前も負けねえだろ。それにもう学校も終わりだろ?関係ねーよ』 「それもそうだな」 いつも一緒に居る俺たちは身なりも似たり寄ったり 大体どちらかにブームがくると、もう片方も影響されてしまう 『もうすぐ学校か…』
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