1章

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暁のクラスの前に到着すると未だ口喧嘩は続いていた 「・・・なんでよ!何でクリスマスなのに他の女の子と遊ぶ約束なんかしてるのさ!ひどいよ・・・」 「しょうがねえだろ!前からこの日は約束してたんだよ!」 「私はあなたの彼女でしょ?そんなの・・・そんなのおかしいよ・・・!」 「うるせー女だな!少しは彼氏の為に融通利かせろよ!!」 男は拳を構え殴りかかろうとしていた 「お~お~理不尽な男だねえ♪暁、どうす・・・」 俺は言葉よりも先に 体が動いた 『おっと・・・女殴るほど力ありあまってんだったら俺が相手してやるからよ。かかってこいや?』 男の手は止まった 暁は学校でも有名な不良だった 男は舌打ちをした後 暁の横を駆け抜けて行った 去り際に一言 「お前だって・・・女を殴ったくせによ・・・!」 と捨て台詞を吐いて・・・
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