1章

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目の前に同じ学校の制服を着た女が歩いていた 見た感じ…同学年のようだ 『なあ馨、あんなやつ俺らの学年にいたか?』 「はあ~?暁は本当に学校来てねえのな!ありゃお前のクラスの仁美ってやつだろ?」 『あ…?俺のクラス…?わりい、全然わかんねえ』 「あいつ陰薄いしな!ほらあれだよ、あれ!イ…インナー?」 『……インキャラか?』 「そうそう、それそれ(笑)」 『どう間違えるんだよ…』 本人に聞こえるぐらい大きな声で喋っている それに気づいたのか そいつは駆け足で学校へ向かっていった 徐々に学校が見えてきた 同学年がかなり集まっている 「ギリギリ間に合いそうだな!見つかるとうるせえからこの辺に自転車隠しておこうぜ」 『ああ』
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