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『あー…ほとんど顔わかんねえ』
「心配すんな!俺もかわいい子しか覚えてねえよ」
『そんな不純な理由の奴と一緒にされたくないがな』
学校の門を越えるともうすぐ卒業式を迎える奴らのたまり場となっていた
集まった奴らで記念写真を撮っていたり、既に泣き出してるような奴も居た
『バカみてえ…なんで泣けるんだよ。別にしぬ訳じゃねえんだから』
「おもいで(笑)とかってやつに浸ってるんじゃない?」
『くだらね…』
俺は三組、馨は四組
とりあえずお互いのクラスに向かうことにした
「おっ♪馨じゃ~ん!今日は遅刻せずに来たんだねっあ!隣に居るのは…暁君…だっけ??」
どっかのクラスの女が来た
正直まったく覚えていない
面倒だからシカトした
「悪い!暁!俺こいつと他の奴らのとこに顔出し行ってくるわ!」
『ああ…行ってこい』
一人で教室に向かうことにした
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