幼きレイヴン

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「さぁ、目標地点に着いたわ 目標に発見されない為に少し離れた所で降ろすわ 目立たない為にクレストの重要人物の護衛は三機だけよ、迅速に目標を破壊して」 オペレーターのシャンティがそう言い終わると、ハッチが開く。 「行ってくる」 そう言って鉄の塊、ACは地面に降下した。 地面が近付くとクレイはブーストを噴射させ、ゆっくりと地面に降りる。 「着地成功、これより目標を追撃する」 ブーストの出力を最大に吹かせ、目標に向かった。 一方、砂漠を進むクレスト社の重要人物はえらく高そうな車に乗っていた。 そして、その車を囲むようにクレスト製のMTの内、一機が車を先導し、残りの二機が車の後ろから付いていく。 「こちらα2異常ありません」 「α3も問題ありません」 「了解した そのまま警戒を続けろ」 再び砂漠は静けさに包まれる。
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