魔法学校

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そんなこんなで今3人は掲示板の前で名前を探している。 和「に…の…や…や…………あった、クラスは…5組か」 雅「お!あった!!姉ちゃんも一緒だな」 紗「ホントだ!あれ?和真君も同じクラスだね。」 和「ん?」 そう言って和真は掲示板の上に視線やると 和「ホントだ、よろしくな!」 紗&雅「「こちらこそよろしく(ね)!和真(君)」」 和「おぉー…」 さすが双子と小さく感心の声をあげる和真であった。 それからしばらく時間は過ぎ…… 司「皆様パーティーは楽しめましたでしょうか? 宴もたけなわとなりましたので、最後に学院長であります五十嵐稿造より激励のお言葉を頂きまして本日は終了とさせていただきます。 それでは五十嵐学院長お願い致します」 司会者がそう言うと白髭をたくわえたカーネル○ンダースみたいな60歳程の男性が壇上へと上がった。 五「新入生の諸君!! 今宵の宴は楽しめましたかな? 只今紹介に預かりました、明新魔法学院学院長の五十嵐稿造と申します。 この明新魔法学院に入学し、本校の看板を背負っていく諸君らには人間として三つの事を守ると約束してもらいたい。 まず一つ、この学院の仲間達はもちろん、近隣住民の方々や家族、周りの他の人々への感謝や思いやりの心を忘れずないこと。 二つ目、常に向上心を持ち、自分の力を過信しないこと。 三つ目、どんなものでもいい、常に何か目標を持つことの三つだ。 これらを身に付けることができたならば、周りの仲間達からの信頼も得て、君達が望む道への活路がひらけるだろう。 これを諸君に贈る激励の言葉とする」 学院長の話が終わると同時に大きな拍手の音が会場を包んだ。 雅「なんかすげぇ豪快なカー○ルだな…」 紗「カーネルサ○ダースさんじゃないよ…でも、なんか説得力あったね」 和「あぁ…」 この時、和真はなぜか寂しそうな表情を浮かべていた。 司「ありがとうございました。 それでは本日の入学パーティーはこれにて終了となります。 明日から新入生の皆様にとっては新しいことがたくさんあると思いますが、これから七年間頑張ってください!!」 パーティーは終わったがまだ夕方の5時。 和真達は入寮の手続きをするため寮へと向かっていった。
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