第一章

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「こちらが今回の報酬です。」 100点満点の営業スマイルをしている女性から、茶色の封筒を受け取る。 「ありがとうございます。」 えーっと・・・次はどこに行くんだったっけ。 鞄から資料を取り出して、次の依頼を確認する。 この資料は、受けた依頼についての情報が事細かに記されているもの。 目的地が分かったので、外で待ってもらっていた車に乗り込んだ。 「次は第4研究所に向かって。」 「え、まだあるんですか?」 「これで最後だよ。」 「はぁ・・・了解。」 嫌そうな顔をしながら車を発進させたのは、俺の仕事仲間の菊池一輝。 可愛い顔して毒吐くやつ。 「着きましたよ。」 「え?あぁ、ありがとう。」 「じゃあ、行きますか。」 俺たちは、車から武器を取り出して今回の目的地である『第4研究所』へと向かった。
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