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「てめえら、こんな立場になってね~から解らねえんだよ!
誰だって好きこのんでこんな生活してんじゃね~んだ…それが何だよ、その言い種(ぐさ)
首つってた方がよかったんじゃね~かとは。
ふざけた事、抜かすんじゃね~。このバカヤロー!」
達三(たつぞう)は急に声を荒げた。
今まで、腹にすえかねた思いを一気にまくし立てるように。
梨音(りおん)は達三の背後に回り込み、彼の両肩を強く掴(つか)みながら彼女の脚も小刻みに震えていた。
普段の物静かな性格は一変していた。
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