第一話

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さて、風の神社に参拝するため、山の麓にきました。 とても険しい雪山です。 魔法も使えず、筋肉もないニノが無事に登れるでしょうか…。 「春になってからにします。」 あらあら、結構堅実派でしたね。 雪が溶けてからでも十分間に合いますよ。 「あれ?何あれ?」 おや、山に生えている木に登ったネコが降りられなくなってしまったようですね。 ニノは助けてあげるのでしょうか。 「ほら、おいで。こっち。」 まあ、すでに木に登って助けようとしています。 ネコはニノを警戒していますが、ニノはいくら引っ掻かれても手を下げません。 ネコはゆっくりニノの手に近付き、手のひらで丸くなりました。 以外と小さいネコでしたね。 「よかったよかった。ネコにしちゃちょっと耳が長いけど、僕はツッコまないさ。バイバイ。」 優しいニノの活躍により、ネコは助かりました。 さあ、風の神社は後にして、次に近い水の神社を目指しましょう。 ですが、水の神社は湖の底にあるといいます。 今度こそ、無事に参拝できるのでしょうか。
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