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さて、人間の街へ戻ってきたニノは、水の神殿へ行く方法を探すみたいです。
なにしろ、水の神殿は湖の底。
力のないニノ一人ではたどり着けません。
「湖の底に行きたい?なら、潜水艦を作るんだって張り切ってるおっさんがいるよ。連れてってあげるからおいで。」
なんと親切な男性でしょう。
友達のいないニノは嬉しくなって小走りで後を追いかけます。
「さ、入って。見た目は悪いけど、潜水艦なんて作ろうとしてる偏屈じいさんだからね。」
ニノは早く潜水艦に乗りたくて飛び込みました。
すると、どうでしょう。
ガシャーンとけたたましい音がして、気が付けばニノは檻の中。
「何するんだ、バカ!早く出して!」
「魔法使いが一人でフラフラしてたらダメだなぁ。俺みたいな悪ーい奴隷商人に捕まっちゃうからね。」
なんということでしょう。
親切な男性の正体は悪い奴隷商人。
このままではニノは人間たちの奴隷にさせられてしまいます。
どうなってしまうのでしょうか…。
続きは二話で。
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