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「さて、そろそろ別の所行かなきゃね。」 「あ・・・そうなんだ。」 急に寂しくなってしまった。 そうだよね。もともとここで初めて会っただけの人だし。 「あーイチカ。アドレス交換しない?あたしイチカともっと話したい。 一緒にクロノスのライブとか行けたら楽しいと思うんだけど・・・ダメかな?」 「え・・・いいよ!もちろん!いいに決まってるじゃん!」 必死すぎる自分にちょっと引いた。 それでもミカンはアハハと笑っていてくれたので少し救われたのかもしれない。 そうして私は冬コミで出会ったミカンと別れた。 ミカンと別れた後は、元々一緒に来た友達と合流場所に指定していた出口へ向かう。 「もしもーしアケミ?今どこいるの?」 「あー!イチカ電話おっそい!繋がらなかったから心配してたんだよー。 もうユキと一緒に出口いるから速攻来なさいよ!」 「・・・」 アケミに一方的に切られた。 まぁ欲しい物をゲットしたなら早く帰りたいのはわかるけどね。 出口まで来るとアケミとユキが大きな紙袋を下げていた。 紙袋にデカデカと描かれていた物についてはあえてツッコまないでおこう・・・ 合流した私たちはその足で駅へと向かいヘトヘトになりながら各々の家へと帰った。 家に帰ってから速攻でミカンにお疲れメールを送った。 お腹が鳴った時に助けてくれた事にお礼の内容を織り込んで。
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