第一章 ~覚醒~

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すると、光君が来た。 光「ごめんごめん… お母さんに、空お兄ちゃんの事言ってきた…」 あァ…あれな。 龍聖「そっか…… ってか、何で俺を泊めてくれるんだ??」 光「うん、優しそうだから!!」 ほぅ…随分、可愛い事言うじゃねーか。 龍聖「随分、信頼してくれるんだな」 光「うん、空お兄ちゃんと同じ雰囲気があるから」 ほぅ……マジか。 だけど、光君からも相棒の雰囲気がするなぁ。 魔力が似てんのか?? 龍聖「なぁ光君、ちょっと外で魔法撃ってみてくんね??」 そうすれば、分かるだろう。 光「ボク…魔力無いんだ??」 んなバカな。 だって、現に今も光君から『魔力の波動を感じるんだから』。 龍聖「んなはずは無い ちょっと、右手出して」 光君は素直に、右手を出した。 俺は光君の右手に、俺の右手を重ねた。 ………属性は…… 龍聖「っ!?」 ぜ、全属性……?? 光「??」 光君は俺の反応に、驚いてる様だ。 けど、俺はもっと驚いてる。 俺は一度、手を退かした。 龍聖「光君、右手の上に火を出す様なイメージをしてみて??」 俺の言う通りに、光君は考えてる様だ。 ボオォッ!! 光君の掌から、炎が浮かんだ。 光「うわあぁ!!」 どうやら、マジで使えなかったらしいな。 龍聖「なら、次は水だ」 それから、全ての属性を確認した。 全部、属性が発動した。 マジかよ…マジで、全属性だし。 俺はマジックボックスから、魔術書を取り出した。
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