第一章 ~覚醒~

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俺はバスターソードを、自分の魔武器に戻す。 切り離したのって、元にも戻るんだよな!! 俺はバスターソードをしまい、歩き回る。 ってか、今は何年なんだ!? 結構、日にちは経ってるはず… だが、それを確認する方法は無い。 なら、後回しだな。 俺はひたすら、歩き回る。 近くの時計に目をやる。 すると、時刻は二時だった。 二時……なの?? 二時なのに、もう夕日?? 俺は疑問に思いつつ、人だかりに辿り着く。 皆が眺める方向には、荒れ果てた空き地しか無かった。 斬撃の痕や魔法による焦げ痕。 地面を抉る巨大な斬り痕とか。 俺は近くの人に聞いた。 龍聖「一体、ここで何があったんスか!?」 街人「あぁ、ここでさっきまで戦闘があったんだ… 何処か、別の国の人達がやったらしいけど…」 龍聖「ふーん… ありがとうございました」 俺はお礼を言い、背を向けた。 俺は別に、跡地に用は無かった。 もう、その戦闘をした人達は帰った後らしい。 なら、別に興味は無い。 俺は暇潰しに、街に繰り出す。 何年寝てたか知らないが、私服がもうちっちゃかった。 一度、防具をマジックボックスにしまう。 そして、服屋に入る。 店員「いらっしゃいませー」 店員さんは、ちょっとグータラだな… 俺は考え事をしながら、服を探す。 すると、店内でカレンダーを見付けた。 『3116年』……?? あれっ!?俺がいた時代からもう四年……
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