第一章 ~覚醒~

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四年の時を経て、何故俺は蘇ったの?? まぁ、いずれ分かるのか…とやり過ごす。 俺は取り敢えず、修行で得た金を使ってロングコートを買った。 何だか、服って高いんだなぁ。 だから、一式何て買ったら何万ガルになっちまうんだ!? って、心境。 俺は取り敢えず、真相を知りにまた街を歩く。 相棒は見付からず、何故蘇ったかも分からず、何故此処にいるかも分からない。 俺は何かが掴めるかと思い、また空き地に向かう。 夕暮れの一本道を進み、再び空き地に来た。 すると、さっき話しかけた男の子がいた。 確か名前は…… そう!!暁光君だ!! 俺は思い出し、近くに寄る。 すると… 光「うぅ…ひっく……」 『光君は泣いていた』 何故泣いてるか、さっぱりわかんねぇ… まぁ、聞いてみるか。 龍聖「よっ光君!!」 俺は気さくに話し掛ける。 だが、光君は泣いたままだ。 一応、涙を拭ってこっちを見てきた。 光「あ……龍聖…お兄ちゃん……」 光君は一生懸命、涙を堪えてる。 龍聖「どうかしたの??」 俺が問いかけると、予想外の答えが返ってきた。 光「今まで…ボクの家に住んでた……お兄ちゃんが死んじゃったの……」 …スッゲェ空気重い… 龍聖「そっか…何て名前のにぃーちゃんだったんだ??」 すると、また予想外の答えが返ってきた。 光「空…お兄ちゃん……」 そ、空っ!? 龍聖「苗字はっ!?」 光「えっと……桜庭…」
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